数々のヒット曲を飛ばしてきた歌手の槇原敬之さんが覚せい剤取締法違反で逮捕されました。
「世界に一つだけの花」「どんなときも。」「もう恋なんてしない」など、誰もが知っている楽曲がたくさんありますね。
しかし、覚せい剤で逮捕されてしまったことにより、楽曲の配信停止やCDの発売停止といった措置が取られる可能性が出てきました。
槇原敬之が薬で2度目の逮捕
2020年2月13日、歌手の槇原敬之さんが覚せい剤取締法違反で逮捕されました。
警視庁組織犯罪対策5課は13日、覚せい剤取締法違反(所持)と医薬品医療機器法違反(所持)の疑いで、歌手の槇原敬之容疑者(50)を逮捕した。
出典:スポニチ2/13
午後4時半すぎに渋谷区の自宅で逮捕され、身柄は留置先の東京湾岸警察署に送られました。
槇原敬之さんは、東京都港区のマンションで2018年3月に危険ドラッグと呼ばれる通称「ラッシュ」を、2018年4月に覚醒剤を所持していた疑いが持たれています。
覚せい剤取締法違反による今回の逮捕は実は2回目。
1999年8月26日に覚せい剤とMDMA所持の疑いで逮捕されたことがありました。
約20年間の間、薬はずっと使い続けていたということなのでしょうか。
槇原敬之の楽曲配信やCD販売は全面停止に?
槇原敬之さんが薬で逮捕されたことで気になるのが、楽曲の配信やCDの販売が全面停止になるのではないかということ。
SpotifyやGoogle Play Musicといったストリーミングサービスで曲が聞けなくなったり、テレビやラジオ番組で曲が一切流れなくなる可能性があるわけです。
槇原敬之さんは2019年10月にデビュー30周年を迎え、初のカバーベストアルバム「The Best of Listen To The Music」をリリースするなど活発な活動を展開していたところでした。
2019年5月22日に田口淳之介さんが大麻取締法違反で逮捕された時には、
といった重大な措置がとられました。
逮捕から約半年たった2019年11月7日からは自主レーベル「Immortal-Records」から楽曲「Voices」のリリース&配信をスタートさせましたが、逮捕以前のようにテレビ番組やCMで大きく取り上げられることは少なくなってしまいました。
楽曲や歌手としての知名度がかなり大きい槇原敬之さんの逮捕となれば、楽曲の配信やCDの販売が全面停止となる可能性はかなり高いのではないでしょうか。
ヒルナンデスのテーマ曲は無音放送決定?
槇原敬之さんは日本テレビの番組「ヒルナンデス!」のオープニング・エンディングテーマ曲「LUNCH TIME WARS」も手掛けています。
インターネット上の情報によれば、逮捕翌日の2月14日の放送から無音放送となるとのこと。
月曜から金曜の毎朝放送される楽曲だったわけですが、覚せい剤での逮捕を受けて契約解除となる可能性も出てきました。
薬物逮捕→CD販売停止の流れは槇原敬之が作った
実は薬物事件で逮捕された歌手の楽曲配信やCD販売が停止される流れは、槇原敬之さんの1999年の覚醒剤事件から始まったものなんです。
薬物事件で逮捕されたミュージシャンのCDの販売が停止されるというケースもあいつぐ。これは1999年の槇原敬之の覚醒剤事件を機に定着したものといわれる。このとき、CDの出荷停止と店頭からの回収を決めたレコード会社は「社会的活動を行っている当社が、反社会的不法行為を犯した槇原の商品を出荷するわけにはいかない」と説明した(『朝日新聞』大阪版1999年10月4日付)。
出典:PRESIDENT Online(2019/04/03)
槇原敬之さんは自身の楽曲のみならず、2020年にソロデビューを果たした木村拓哉さんの楽曲『UNIQUE』など多数の有名アーティストに楽曲提供をしています。
槇原敬之さんの楽曲が配信停止やCD販売停止に追い込まれるのは仕方がないことだとしても、楽曲を提供しているほかのアーティストにまで薬物逮捕の影響が及んでしまうのは非常に残念です。
【まとめ】槇原敬之の薬物逮捕で楽曲が配信停止に?
デビュー30周年を迎えたところで槇原敬之さんを待っていたのは、覚せい剤取締法違反による2度目の逮捕でした。
近年の有名人や有名アーティストの薬物事件から、
といったように槇原敬之さんの楽曲が全く聞かれなくなることが想定されます。
楽曲そのものは魅力的な歌詞やメロディーが詰まった作品が多いだけに、今回の逮捕にがっかりしたのは私だけではないでしょう。